小さいころは都内にある一軒家で住んでしたのでアパート暮らしとは無縁でしたが、小学生の頃に父親の転勤で名古屋に一緒に引っ越した先が初めてのアパート暮らしになります。都心から少し離れた10階建てのアパートの最上階で眺めは良かったです。エレベーターは2台ありましたが朝学校に行く時間帯や夕方はみんなが利用するのでなかなか乗れないのでよく階段を使っていました。5階ぐらいまでは駆け足で登れますが最上階までは一度休憩しないと連続しては無理でした。
家の窓から下をのぞくと吸い込まそうになりそのころから高所恐怖所になった記憶があります。高層ビルは廻りの風景がよいので人気があるみたいですが、住んでいる人は毎日同じ風景なのでそれほどではないのかと思っています。
次にアパート暮らししたのは社会人になり親元を離れて一人暮らしを始めたときですが、埼玉にある工場に勤務していたので二駅ほどはなれた社宅扱いの2階建てアパートの1階で生活していました。車で通勤していたのでアパートの目の前に駐車場があったので朝急いでいるときに便利でした。特に雨の日はほとんど濡れずに玄関まで行けるので大助かりでした。
アパートで暮らした時に最初に思ったのは隣や上に住んでいる人の生活音を感じることです。足音は仕方ありませんが話し声やテレビの音も意外に天井越し、壁越しに聞こえるのでどちらかというと音に敏感な体質でしたのであまり良い気はしませんでした。
利点は戸締りするのが楽なことで、近くのコンビニにいくにしても玄関の鍵さえ閉めればすぐに外出できたのはよかったです。
転勤に伴い別のアパートに住むことになりましたが、コンクリート製でがっしりした造りのおかげであまり騒音が感じられずその点は気に入りました。ただしあまりに密封性がよいため、湿気がこもりやすくカビがすぐに繁殖するので梅雨のときは玄関を半開きにして窓を開け、風の通り道を確保しておかなければなりませんでした。そのために廊下を通るとどの部屋も同じように玄関があいているので中をのぞくことができてしまいます。
女性も住んでいましたが、湿気対策が優先しているのか同様に開けていたので見ないように素通りしなければならず苦労していました。それでも引っ越しが決まってから部屋全体を見直したところ、倉庫代わりに使っていたリビングの扉がある空間にカビがあり掃除するのが大変だった記憶があります。数日前から専用の薬品でカビ落としをしましたが、薬の匂いが充満して苦しい想いをしたことを今でも覚えています。
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